DVDレコーダーで収録した医療ドラマを見ながら....オペ室の手術台に横たわる患者を見て自分と置き換えてみたりして....。
あんなだったのか。とね。
患者の顔がアップされると再生を停止し画面に食い入る。
と、気管に挿入された酸素吸入器、鼻から入れられたチューブ....などが確認できた。
麻酔は点滴。なるほどね....それにちゃんと帽子をかぶってる。
あれ....欲しかった。(笑)
心筋梗塞のとき....カテーテルで帽子は....4回中、一回だけかぶった記憶がある。
ビニールの帽子、途中で温苦しいのと頭が痒くて....訴えたら脱がしてくれた。手ではなく、金のブラシみたいなものでゴシゴシ...局部麻酔だと、そういうことが出来ても....時間は長い。
ひたすら耐える。
喉が渇く....体の自由がないからイライラがつのるし不安は増していく。
あの時、全身麻酔にしてくれと訴えたが....
今じゃ、局部麻酔でいいよ。
あの手術直前の準備の痛みを再び体験しなければならないなら。
手術後、看護師さんたち....患者のわがままを聞いてくれてる。ドラマでね。
現実とドラマのギャップが大きいと実感しながら....ため息が出た。
医師、ドラマのように気さくに話せる人がいいなっ。
と、思ったりして....もち、看護師さんも、ドラマに出てくるような綺麗な人だと。退院したくなるよ。きっと。
今回....出たくて出たくて....脱走しようかと思ったぐらいだったから。
看護師の上からの目線の暴言にマジ切れで看護師を一喝したの一回....失望したのが一回。逃げ出したくなったのが数回。
もっと患者の気持ちを察する余裕が必要だね。それには人数の問題もあるだろう。
どうしたのか、今回....看護師の数の少なさに驚いた。
家族が居ない....と、言うことも重なるけど....完全看護と言うなら、そうした人数を確保しないと。麻酔から覚めたとき、個室に一人....行き交う看護師の姿も見えない部屋は考えもんだよ。
病院内で孤独死....なんて考えてしまったぐらいだった。
今も夢を見る。
ナースコールのベルが無い....と、目が覚める。
暗い中...天井を見て「あれっ?」
あっ、自分の家だ....と、気づいて、ゆっくりと起き上がり布団の上で座り込む。
何をしたいと言うわけではなく、ぼんやりと時計を見つめてしまう。
徐々に窓の外が明るくなってくると....なぜか、安心したように気持ちが落ちついてくる。
テレビをつけて....その画面の人と会話をしながら一日が始まる。
この寒い中、何かのイベントに出かけるわけでもなく。
傷は日を持って回復していくが、体力は落ちていくばかり。まして、骨折した腕は思うように動かない。
入院、手術...今後は病院を選ぼう。
今日は寝つかれないなっ。(・・;)
1. 無題